どらやき(写真提供:中央線あるあるproject)
初代谷口喜作氏が大正2年上野に創業し、その娘さんが昭和23年の終戦直後、砂糖の入手が困難だった時代に西荻窪で構えた店がうさぎやの前身。阿佐谷に移ったのは昭和32年。もうひとつ食べたくなる甘さをモットーに昔ながらの味を守り続け、井伏鱒二や武者小路実篤といった近くに住む当時の文豪にも愛された。店頭売りだけでなく店内には12席の客席があり、あんみつ(495円)やみつまめ(440円)をいただくことも可能だ。
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名物どらやき(1個216円)は、ほどよい甘さのつぶあんとアカシア蜂蜜が入った弾力のある皮とのバランスは絶妙で、誰にでも喜ばれるおみやげ。1日に千個も売れることもあり夕方には品切れになってしまうこともあるのでお買い求めはお早めに。そのほか、その日に売り切れるよう朝5時から作る、うさぎ万頭(1個183円)、みたらし(1本140円)、甘だんご(1本140円)、苺餅(1個216円)、うぐいす餅(1個216円)、かのこ(1個183円)、兎最中(1個216円)等と生菓子の種類も豊富でどれを買おうか迷ってしまうほど。なお、雛祭り用には草餅や桜餅、端午の節句用には柏餅、夏には水羊羹と日本の四季に合わせたお菓子が並ぶ。