上高井戸第六天神社

玉川上水のそばに建つ、旧上高井戸村の鎮守社

高井戸駅から南へ徒歩8分、中央自動車道高架沿いにある上高井戸第六天神社(かみたかいどだいろくてんじんじゃ)。
創建は鎌倉時代と言われており、1856年にできた総ケヤキ造りの本殿の三面に見事な彫刻が施されている。『杉並の神社』によると、拝殿の彫刻は10年の歳月をかけた深川の彫工、後藤勇次郎の作である。また、境内には、外置きとしては杉並区内で一番古い狛犬がある。台座に「明和8年」(1771年)と刻まれたこの狛犬は、1987(昭和62)年に杉並区有形文化財に指定された。
江戸時代初頭、宿場だった高井戸は二つの村に分かれており、西側を上高井戸村、東側を下高井戸村と呼んでいた。この神社は上高井戸村を守護する神社(鎮守)であった。
1972(昭和47)年、玉川上水の上に中央自動車道が開通するため、社殿を道路から離して少し北に移した。それまでは玉川上水から見上げる位置にあり、明治時代には景勝地として絵葉書になるほどの景色だったという。今も、高速道路のすぐ横にあるとは思えないほど、重厚でおごそかな雰囲気をもつ神社だ。
当神社は兼務社だが、御朱印は下高井戸浜田山八幡神社でいただける。

※兼務社:神職が常勤していない神社

御祭神
面足命(おもだるのみこと)
惶根命(かしこねのみこと)

主な行事 ※日付は毎年固定
1月1日 元旦祭
2月17日 祈念祭
9月第2土日曜 例大祭
11月22日 新嘗祭(にいなめさい)

鳥居のすぐ前に中央自動車道の高架が走る

鳥居のすぐ前に中央自動車道の高架が走る

明治14(1881)年落成の拝殿にも、龍や鳥などの重厚な木彫りが施されている

明治14(1881)年落成の拝殿にも、龍や鳥などの重厚な木彫りが施されている

苔に覆われた強面の狛犬

苔に覆われた強面の狛犬

御朱印

御朱印

2017年秋の例大祭

9月9日(土)、10日(日)
10日14時 例大祭式典
神輿渡御、素人演芸大会が開催される。
電話:03-3332-1356

DATA

  • 住所:杉並区高井戸西1-7-2
  • 電話:03-3329-0937(下高井戸浜田山八幡神社)
  • FAX:03-3302-1523(下高井戸浜田山八幡神社)
  • 最寄駅: 高井戸(京王井の頭線) 
  • 公式ホームページ:http://www.shimotakaido.org/tenjinja/index.htm
  • 出典・参考文献:

    文化財シリーズ『杉並の神社』(杉並区教育委員会)

  • 取材:千田F子
  • 撮影:千田F子
  • 掲載日:2015年07月13日

関連記事

神社自体が小高い山になっている

掲載日:2015年08月31日

久我山稲荷神社

(久我山駅)

くわしく>>

広い境内に豊かな緑が広がる

掲載日:2015年08月24日

下高井戸浜田山八幡神社

(西永福駅)

くわしく>>

ほこらには、狐の人形がたくさん奉納されている

掲載日:2015年07月13日

西高井戸松庵稲荷神社

(西荻窪駅)

くわしく>>