羽化観察しよう(7月末~8月初旬)(ワークシートダウンロード)

観察アイテム(持ち物・注意点)

【もちもの】
懐中電灯(ヘッドライト型が便利)、地図、調査票(ワークシート)やスケッチブック、筆記用具、あればデジタルカメラ、虫よけスプレーや虫除けの薬、あればうで時計など
【服装】
虫刺され対策を。長袖長ズボン、首の周りにはタオルなどを巻くといい。
【注意点】
<羽化中のセミにさわらない>
羽化のとちゅうで、木からおちるセミもいますが、さわるとハネがゆがんだり、きちんとしたセミになれないことがあります。助けたい時は 木の葉っぱにのるように手助けして枝などにつかまらせましょう。羽化の途中で羽に触ったりすると、体液が先端まで行かずに、そこで成長が止まって奇形のセミとなり生き残れません!

<夜なので しずかにしましょう> 
羽化は早いセミでは、夕方からはじまり2~3時間かかります。きんじょに住んでいる人のめいわくにならないよう、しずかにしましょう。

<大人といっしょに行動しましょう>
夜の公園はたいへん危険です。
かならず大人といっしょに行動しましょう。

もちもの

もちもの

観察のコツ

【時期】
セミのこえがあちらこちらできこえてくる夏休みのあいだ、とくに、7月のおわりごろから8月のはじめのころは、たくさん羽化をみることができる。

【時間帯】
セミは夕方から夜にかけて羽化する。
16時過ぎより土から出てきて、木にのぼり始め、18~19時ごろから羽化をはじめることがおおい。カラから出てきてかんぜんに羽化がおわるまでは、2~3時間近くかかる。

【場所】
まだ明るいうちに、下調べをしておこう。
羽化がみられそうな木を見つけるポイントは、
・セミのぬけがらがたくさん幹や葉についている木
・木のねもとに穴がいくつもあいている
(セミの幼虫が地面からたくさん出てきたあと)

基本的には安全な木を高く上ったところで羽化する。
太い木のとちゅうで幼虫をみつけることができる。
セミは、羽化するときに、好みの木をえらぶようだ。

・サクラやケヤキ、アキニレの木に多くいるよ。
・和田堀公園などにあるコブシの木もねらいめ。
・木だけでなく、アジサイの葉でも羽化することがあるよ。

セミが羽化するのに人気のスポットがあるのか、
写真のように1枚の葉のうらに何匹も集まることもある。
これらは最初からアジサイの茎をのぼってきた。
そしてそのまま、葉の表面や裏側で羽化している。

変わりモノのセミだろうか。
クサリにぶら下がって羽化するセミもいた。

平成18年に実施した善福寺緑地での観察のようす

平成18年に実施した善福寺緑地での観察のようす

自宅でセミの羽化にチャレンジ

生き物が大好きな中学生が、自分の家でセミの幼虫を羽化させたときの様子を紹介!

■2014年8月9日のレポート
善福寺川近くの道の上で、セミの幼虫がひっくり返ってバタバタしているのを発見。このままでは誰かに踏まれてしまう!家に連れて帰って見守ることにした。

16:10 (写真1)幼虫が羽化するには、しっかりとつかまりながら上っていける足場が必要。この日は風がなく晴れていたので、家の網戸の外側にとまらせた。幼虫は自分の力で網戸を3cmほど上ったあと、網をガッシリつかんで動かなくなった。

・・・そのまま2時間が経過。幼虫は同じポーズのままジッとしている。
18時頃、外が暗くなってきたので、家の明かりがまぶしくないようにカーテンを閉めた。

18:40 (写真2)ついに背中の部分の殻が割れて、中から白い体が現れた!

19:20 (写真3)だんだんと上半身が出てくる。やがて逆さまに。

19:42 (写真4)腹筋運動のように起き上がり、全身が殻から出た。自分の抜け殻につかまって体が固くなるのを待っている。

23:55 (写真5)羽が茶色になった。アブラゼミだ!

うれしいことに、羽化は無事に成功!
セミが飛び立ったあとの網戸には、抜け殻がシッカリくっついていた。

ワークシートPDF

観察方法を簡単にまとめた表紙と、書き込むためのワークシートのPDF(2ページ)です。ご家庭のプリンターにあわせたサイズで印刷して使用することができます。

PDF(294.6 KB )

DATA

  • 最寄駅: 南阿佐ヶ谷(東京メトロ丸ノ内線)  新高円寺(東京メトロ丸ノ内線) 
  • 取材:野上優佳子、にっしー
  • 掲載日:2008年07月01日