
新鮮な野菜ともちもちしたパスタがおいしい「すぎなみやさいパスタ」
高円寺駅北口から徒歩約5分、公共劇場「座・高円寺」の2階にある、広々としたカフェ。施設内の飲食・交流スペースとして、さまざまな人が自由に立ち寄れる開かれた場所だ。劇場全体のリニューアルに合わせ、2026(令和8)年4月に店名を「まぁるいカフェ」に変えて再オープンした。
地元の野菜を使ったパスタや、ヴィーガンの方も楽しめるカレー、自家製スイーツ、オリジナルドリンクなどを提供している。子どもから高齢者まで、障がいのある方や外国の方など、誰もが自然体で過ごせる居場所であり、地産地消やフードロスをテーマにしている。
「すぎなみやさいパスタ」は、野菜本来の豊かな甘みと鮮やかな彩りが食欲をそそる自慢の一品。シャキシャキと歯ごたえがある野菜が、もっちりとしたパスタの食感と合わさって味わい深い。水曜から日曜日限定で提供されており、日替わりで異なるメニューを楽しめる。
他にも、チーズとトマトの酸味が絶妙なピッツァ「マルゲリータ」や、肉を使わずに野菜のうまみを引き出した「ヴィーガンキーマカレー」、近隣の工房で作られた甘夏を使った爽やかな香りの「すぎなみ地ビール」など、ヘルシーなメニューが多い。
店長の加茂さんは、季節ごとに最もおいしい野菜や果物を厳選し、調理にも工夫を凝らしている。「地元の野菜があまり知られていないのはもったいない。トマトや葉物野菜は店に届くまでの時間が短いので、とてもみずみずしく新鮮です。ぜひ野菜が印象に残るようなパスタを作りたい」と話す。
加茂さんは、生まれも育ちも高円寺。学生時代は音楽に携わり、仕事は料理人を目指した。経験を積む中で地元の農家を手伝うなど、地域の人たちとのつながりを築いてきた。イタリア料理店に勤めた後、「座・高円寺」の店舗への誘いを受けて店長となり、「まぁるいカフェ」を引き継いだ。店名は「いろいろな人が丸くつながれる場所になるといい。店にはたくさんの丸い窓もある」ということから名付けたという。「地元の野菜を扱っているのがこの店の特徴で、生産者と店がお互いの応援をしているのだと思っています。この座・高円寺は公共の場なので、ここでやるからこそ、意味がある」と語る。
店内にはたくさんの絵本があり、小さな子どもでも楽しく食事ができる雰囲気だ。広い店内を生かし、保育園の謝恩会など、100人ほどのビュッフェスタイルでの貸し切りもできるそうだ。「街を盛り上げるための一つとしてカフェがある。目の前の人が楽しくしている姿が好き」と話す加茂さんのカフェで、くつろいでみてはいかがだろう。