夏の杉並区立和田堀公園。流れの水面のきらめきが散策をより豊かなものに
旧石器・縄文・弥生時代の遺跡「松ノ木遺跡」が眠る地に造られた杉並区立和田堀公園は、1952(昭和27)年4月1日に開園した。古墳時代の復原住居や竪穴住居跡が残る「林間園地」、ブランコやすべり台のある「遊びの広場」、テニスや野球ができる「松ノ木運動場」で構成されている。
西永福駅北口から徒歩約16分。野鳥のさえずりが聞こえてくる自然豊かな公園は、区内でも有数の緑のスポット。遺跡だけでなく、小道や夏期に水がせせらぐ流れもあり、散策にぴったりだ。
近くには、東京都が管理する東京都立和田堀公園と東京都立善福寺川緑地、大宮八幡宮などがあり、足を延ばして、これらの場所と合わせて散歩を楽しむのもおすすめである。
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松ノ木遺跡は、旧石器時代(約2万年前)から古墳時代後期(約1,400~1,300年前)に至る遺跡で、住居跡、完形の土器、石器類が数多く出土した。
園内には、1954(昭和29)年の調査で発掘された古墳時代の竪穴住居跡が保存されており、柱穴や推定復元したかまどを見ることができる。隣には、方南峰遺跡で発掘された古墳時代の復原住居が立ち、中には農工具やかまどの断面模型、機織りの様子などが復元されている。音声ガイダンスによる約4分間の解説を聞きながら、当時の人々の暮らしぶりに触れることも可能だ。
公園の西側には「林間園地」が広がり、木立の間を縫うように遊歩道が続いている。入り口は3カ所(北側、西側、南側)あり、どこから進んでも復原住居や竪穴住居跡のある大きな広場にたどり着くようになっている。ゆったりと散策を楽しめるのは、北側の入り口から南側に抜けるルートだ。木々のトンネルを歩くような遊歩道は、秋は落ち葉が舞い、夏は木漏れ日が爽やか。野鳥の鳴き声も聞こえてくる。
遺跡のある大きな広場の近くには、例年7月上旬頃から8月下旬までゴツゴツした岩の間を水が流れる水遊び場もある。穏やかな水の音に癒やされながら過ごすのもいいだろう。
「松ノ木運動場」には、人工芝テニスコート(6面)と軟式野球場(1面・外野天然芝)があり、スポーツを楽しむ人々でにぎわっている。
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