イタヤカフェ

区立松ノ木公園の向かいにある(写真提供:イタヤカフェ)

区立松ノ木公園の向かいにある(写真提供:イタヤカフェ)

堀口珈琲創業者の堀口俊英さんの下で学ぶ

イタヤカフェは、新高円寺駅から徒歩約15分の所にある。
2004(平成16)年12月、1階部分を改装してコーヒーを主としたカフェを開業した。オーナーの板谷弥生さんは「主人の友達の建築家の方から、年齢を問わない本来の意味でのコミュニティーの場として、ここを提供したらどうかと提案されて、カフェをやってみようと思い立ちました」と話す。
カフェの開店に向けて、コーヒーについて学べる場所を探しているところ、『こだわりカフェを開く』という本で堀口珈琲(※)の創業者・堀口俊英さんを知り、堀口さんの講習会でコーヒーの入れ方を学び、堀口珈琲狛江店で接客の経験を積んだ。

2023(令和5)年春限定「プリマヴエーラブレンド」。コンセプトは「はつらつ」(写真提供:イタヤカフェ)

2023(令和5)年春限定「プリマヴエーラブレンド」。コンセプトは「はつらつ」(写真提供:イタヤカフェ)

「第二のリビング」

店のコンセプトは「第二のリビング」だ。店内は木製のカウンターに4席と、4人掛けのテーブル席が二つあり、シンプルな内装で居心地が良い。近所の人はもちろん、区外からも客が来店する。
地域との関係を大切にしており、松ノ木在住のイラストレーターの作品展などを開催。その他にも、バンドネオン奏者の早川純さんやビブラフォン奏者のHitomi*さんのライブなども実施している。

2022(令和4)年には早川純さんのバンドネオンのライブを開催(写真提供:イタヤカフェ)

2022(令和4)年には早川純さんのバンドネオンのライブを開催(写真提供:イタヤカフェ)

コーヒーはもちろん、ランチ・スイーツメニューもおすすめ

コーヒーには堀口珈琲のこだわりの豆を使用。「スペシャリティーコーヒー」(680円)は、季節のイメージに合わせて毎月コーヒー豆の種類と配合を変えて提供している。
ランチメニューの「イタリアンなキーマカレー」(1,200円)は体に優しい味だ。米は秋田県大潟村産の特別栽培米あきたこまち。カレーには産地直送のセロリとニンジン、タマネギ、トマトなどを使い、野菜の自然なうまみを引き出すために、じっくりと煮込んでいる。
スイーツは、バニラアイスに甘納豆を散りばめた、さんしょう風味の「和ジェラート」(630円)や、夏季限定の自家製の「コーヒー屋さんのコーヒーゼリー」(680円)などがある。

※堀口珈琲:1990(平成2)年に東京都世田谷区で堀口俊英さんが創業。鮮度の高い生豆を重視し、産地の個性に合わせたローストを追求し、ロースト豆の長期保存のため冷凍保存を推奨するなど、新機軸を打ち出した

「イタリアンなキーマカレー」。ヨーグルト、シナモンパン、ドリンク付き(写真提供:イタヤカフェ)

「イタリアンなキーマカレー」。ヨーグルト、シナモンパン、ドリンク付き(写真提供:イタヤカフェ)

「コーヒー屋さんのコーヒーゼリー」。コーヒーの味にバニラアイスがよく合う(写真提供:イタヤカフェ)

「コーヒー屋さんのコーヒーゼリー」。コーヒーの味にバニラアイスがよく合う(写真提供:イタヤカフェ)

DATA

  • 住所:杉並区松ノ木2-19-28
  • 電話:03-3315-9580
  • 最寄駅: 新高円寺(東京メトロ丸ノ内線) 
  • 営業時間:11:30-17:00
  • 休業:木曜・日曜
  • 公式ホームページ(外部リンク):https://www.instagram.com/itayacafe/
  • 取材:中野孝彬
    写真提供:イタヤカフェ
    取材日:2023年05月12日
  • 掲載日:2023年06月05日