コサメビタキ

コサメビタキ。9月、都立善福寺公園で撮影

コサメビタキ。9月、都立善福寺公園で撮影

戦前には杉並区内で繁殖

キビタキと同じ夏鳥(※1)。杉並区内では、春と秋の渡りの時に都立善福寺公園で見かける。日本野鳥の会創設者の中西悟堂(なかにし ごどう)の記録を見ると、戦前には善福寺風致地区(※2)内で繁殖していた。
名前の「サメ」は魚のサメからきており、羽色は灰色。体長約13㎝と、別種のサメビタキ(体長約14㎝)より少し小さいのでコサメビタキという。木の枝から空中にいる虫をフライングキャッチする。

※1 夏鳥:春先に国内に渡って来て繁殖し、秋になると南の越冬地へ行く渡り鳥の総称
※2 風致地区:都市の豊かな自然環境を維持するために、自治体が保護を行う地域

▼関連情報
すぎなみ学倶楽部 自然>野鳥>キビタキ
すぎなみ学倶楽部 ゆかりの人々>知られざる偉人>中西悟堂さん

DATA

  • 取材:西村眞一
  • 撮影:西村眞一
  • 掲載日:2021年11月01日

コサメビタキ。9月、都立善福寺公園で撮影

コサメビタキ。9月、都立善福寺公園で撮影