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蕎麦たぐる

つゆが自慢のおいしい蕎麦

店のとびらを開ける前から、蕎麦つゆのいい匂いが漂う蕎麦たぐる。ここではまず「白だしそば」(600円)を食べて欲しい。いわゆるかけ蕎麦だが、金色の透明なだしから立ち上る香りは、すっきりとして旨みは濃厚だ。

透明なつゆに濃厚な旨さが秘められた「白だしそば」

透明なつゆに濃厚な旨さが秘められた「白だしそば」

2人席が中心の全17席

2人席が中心の全17席

「つゆまで飲み干すたぐるの蕎麦」

店の主人・金さんは元会社員。蕎麦どころ長野の出身で、好きな蕎麦を仕事にしたいと26年勤務した会社を退社。開業に当たって「自分が食べたい蕎麦を、毎日でも食べられる値段で提供する店にしたい」と考えた。「なら、だしだ」、思い立った金さんはかつおぶし問屋に相談。試行錯誤で調整し、この味にたどり着いた。店頭には「つゆまで飲み干すたぐるの蕎麦」というポスターを貼るほどの自信作。合わせる蕎麦は、特注した挽きぐるみ(※1)の蕎麦。しなやかで甘みがある。さらに食事として満足できるメニューも。合鴨の脂がとろりとだしに溶け出す「鴨そば」(1,100円)やボリュームのある「牛肉そば」(950円)も人気が高い。「牛カレーざる」(1,050円)は、阿佐ケ谷駅近くのスパイス店「エベレスト スパイス アンド ハラル フード」に飛び込んでスパイスの組み合わせ指導を受けた。スパイシーだが蕎麦に合うカレーに仕上がっている。もちろん、一日の終わりを彩る「蕎麦前」(※2)もあり、全国の銘酒がカップ酒(650円~)で楽しめる。
・ランチ/ディナー 600円~
 
※1 挽きぐるみ:蕎麦の実を製粉するときに皮を剥(む)かずに製粉した蕎麦粉のこと。香りが強い
※2 蕎麦前:蕎麦を食べる前に蕎麦の具材などを肴に酒をたしなむこと

カウンターに、阿佐谷の天ぷら店から提供された揚げ玉と、主人好みの漬け物がサービスとして並ぶ

カウンターに、阿佐谷の天ぷら店から提供された揚げ玉と、主人好みの漬け物がサービスとして並ぶ

2017(平成29)年5月開業。南阿佐ケ谷駅から徒歩約5分、青梅街道沿い

2017(平成29)年5月開業。南阿佐ケ谷駅から徒歩約5分、青梅街道沿い

DATA

  • 住所:杉並区梅里2-40-18
  • 電話:03-6304-9985
  • FAX:03-6304-9985
  • 最寄駅: 南阿佐ケ谷(東京メトロ丸ノ内線) 
  • 営業時間:11:30-14:00 / 17:00-20:00
  • 休業:月曜・祝日
  • 公式ホームページ(外部リンク):https://sobataguru.com/
  • 取材:小泊あけみ
  • 撮影:小泊あけみ
  • 掲載日:2017年12月25日
  • 情報更新日:2024年07月01日