株式会社ゴンゾ

会社概要

所在地:所在地:杉並区上荻
創業:2000年2月
会社が手がけてきた作品
「ブレイブストーリー」(映画)「ラストエグザイル-銀翼のファム-」(テレビ)「かくりよの宿飯」(テレビ)

株式会社ゴンゾ公式ホームページ

インタビュー

元アニメ事業部門制作部 依田一さんにお話をうかがった。

なぜ杉並に事務所を構えたのか
杉並区がアニメ制作の中心地だからです。アニメの制作は色々な会社や個人の方との共同作業です。原画など紙のやり取りが多いので狭い地域でかたまる方が効率が良いのです。都心にアクセスが良いところもいいですね。

得意分野・ジャンル
青少年向けで手描きのアニメを制作しています。

メインの仕事内容
企画・制作全般です。制作全体をコントロールするプロデュース業がメインになります。

制作ポリシー
感動を与える、魂を震わせるようなコンテンツを作り続けたいです。また「アフロサムライ」がアメリカでヒットしましたが、海外でも通用する作品を作っていきたいですね。現在、中国やマレーシアなどの会社と共同で現地で放送するアニメを作っています。

今後チャレンジしたいこと
引き続きテレビ・映画で良い作品を作っていきたいですし、世界に進出していきたいです。特にアジアでのプレゼンス(存在感)を高めていきたいです。また世界に対して日本のアニメ制作のノウハウを教えたいですね。欧米式のアニメはコンセプトから作り方まで日本のものとは異なります。日本のアニメが勉強したくても日本語ができない、日本に来るお金がない人たちが多くいます。日本のアニメが好きで勉強したいと言ってくれている海外の若い人のニーズに応えるべく技術輸出をしたいですね。

区民の皆さんへ一言
世界的に有名な素晴らしいアニメがメイドイン・杉並であることを誇りに思ってほしいです。アニメが好きな若い子たちには特に。ガンダムやエヴァンゲリオン、マクロスも杉並ですからね。家から自転車で数分のところに自分の大好きなアニメを作った会社があったりするんですよ(笑)。すごいことだと思います。

読者の皆さんへ一言
良いコンテンツがあったら、それに対してお金を払ってほしいですね。そうしてもらえないと業界が衰退してしまいます。アニメが好きな人たちでそういった意識を持ってくれている方は多いですけれどもね。アニメ制作はお金がかかるので、テレビの30分番組を1クール(約12回)制作するのに平均で2億円かかるんです。もちろん作り手も買ってもらえるような質の良い作品を作らなくてはいけませんが、違法ダウンロードは絶対にしないでください。

DATA

  • 取材:みやうちえいこ
  • 掲載日:2012年11月22日
  • 情報更新日:2021年02月24日