荻窪ギャラリー

静かで穏やかな雰囲気の荻窪ギャラリー

静かで穏やかな雰囲気の荻窪ギャラリー

皆に知ってもらいたいアートを紹介

荻窪駅北口から徒歩約6分、青梅街道を越え、天沼八幡通りを進んだ右手にある荻窪ギャラリーは、作家によるアート作品展示や、工芸品などの展示販売を行える貸しギャラリーだ。
オーナーの髙谷さんは、元々吉祥寺で古美術店を営んでいたが、店の老朽化をきっかけに、2021(令和3)年4月に荻窪で新たに古美術店を兼ねたギャラリーをオープンさせた。内装は、しっくい調の壁にし、穏やかで温かみのある雰囲気に仕上げた。
作家から利用申し込みがあった時は、直接話を聞き、作品を見て、多くの人に知ってもらいたいと感じたら受け付けている。絵画・写真・陶芸・服飾・工芸などジャンルは不問だ。

明るい日差しが差し込むギャラリーの空間

明るい日差しが差し込むギャラリーの空間

西田陽子作品展(銅版画)2023(令和5)年11月

西田陽子作品展(銅版画)2023(令和5)年11月

見る側の世界が広がるギャラリーにしたい

髙谷さんは「アートを特別な目ではなく素人目線で見て、良いと感じた作品を展示したい。オーソドックスなものから現代アートまでさまざまな作品を展示して、見る側の世界が広がるようなギャラリーにしていきたい」と語ってくれた。
ギャラリーでは、作品を展示するための木製のテーブルや棚板を作家に貸し出している。すべて髙谷さんがこれまでに買い集めた古道具だ。店の内装に合わせ、質感にこだわって選び抜いている。細やかな心遣いが感じられる空間づくりに魅せられて、何度も作品を展示している作家もいるそうだ。

iyamari & Hirohumi Iyama作品展(絵画)2023(令和5)年2月(写真提供:荻窪ギャラリー)

iyamari & Hirohumi Iyama作品展(絵画)2023(令和5)年2月(写真提供:荻窪ギャラリー)

ギャラリー利用時に使用できる古道具類(写真提供:荻窪ギャラリー)

ギャラリー利用時に使用できる古道具類(写真提供:荻窪ギャラリー)

出会いを大切にし、地域に根差したい

ギャラリーは、人通りの多い商店街に面しているので、気軽に入ってくる客も多い。また近隣の住人が骨董品を買い取ってもらいたいと持ち込むこともあるという。              
髙谷さんは「興味を持って来てくれる人とのご縁を大切にしたいです。皆さんとの出会いを楽しみ、これからも地域に根差して、多くの人にアートの魅力を知ってもらいたいと思います」と語る。
利用してみたい人は、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがだろう。

天沼八幡通りに面した立地で入りやすい

天沼八幡通りに面した立地で入りやすい

DATA

  • 住所:杉並区天沼2-5-8
  • 電話:03-6899-1703
  • 最寄駅: 荻窪(東京メトロ丸ノ内線)  荻窪(JR中央線/総武線) 
  • 営業時間:10:00-18:00
  • 休業:不定休
  • 補足:営業時間変更の場合あり
  • 公式ホームページ(外部リンク):https://www.instagram.com/ogikubo_gallery/
  • 取材:SATOKO
  • 撮影:SATOKO
    写真提供:荻窪ギャラリー
    取材日:2023年11月23日
  • 掲載日:2024年01月10日