日本大学第二中学校・高等学校

生徒の個性と自由な思考を尊重する伝統校

1926(大正15)年、「日本大学第二学園(旧制付属中学)」として現校地に誕生し、2016(平成28)年に創立90周年を迎えた日本大学第二中学校・高等学校。中高合わせて生徒数約2,000人(2020年度)のマンモス校で、たくさんの仲間と学校生活を送れるのが魅力の一つだ。付属中学からの進学生は55%、外部生は45%で、入学時から同じクラスで学ぶ。外部生は「内部進学生と仲良くなれるか不安でしたが、優しい友達ばかりで安心しました」と心境を話す。
大学の付属校ながら、半数以上が国公立を含む他大学へ進学するため、2年生で文系か理系を選択し、3年生からは文系・理系・国公立文系・国公立理系の4つのコースに分かれる。授業に自由選択科目が多いことに加え、長期休暇中も学内の教員が実用英語技能検定対策講座やセンター試験対策講座など計120の講座を開いており、進路希望に合った勉強が可能だ。中島教頭は「生徒たちは互いの個性を認め合う中で、自分自身を見つめなおし、自主的に進路を決定しています」と言う。

「どんな子にも居場所があるように、多種多様な部活動を用意しています」と新野校長は話す(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

「どんな子にも居場所があるように、多種多様な部活動を用意しています」と新野校長は話す(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

日大二高の生徒は公立生っぽい雰囲気

ハイレベルな進学校でありながら、部活動加入率は90%にのぼる。硬式野球部は、春2回、夏4回の甲子園出場を誇る強豪校。チアダンス部・スキー部・フォークソング部も全国大会の常連校だ。釣り部は2019(令和元)年に、華道部は2018(平成30)年に全国大会で優勝するなど、文武両道に活躍していることがうかがえる。
生徒会活動では、杉並区マイバッグ推進連絡会(※)や地域のイベントなどに参加している。また、日大二高通り商店会のフラッグに漫画イラスト部がイラストを提供するなど、さまざまな部が地域のボランティア活動に取り組んでいる。(「主な地域活動」参照)
生徒たちの印象について、中島教頭は「保護者や見学に来る方から、“日大二高の生徒は公立生っぽい雰囲気”と言われることが多いのですが、明るくおおらかな校風と、一定レベルの学力を持った生徒たちが、いろいろな経験を通してたくましく成長していることの表れだと思います」と、満面の笑みで語る。

生徒たちからは「面白い先生が多い」「授業が楽しい」「先生との距離が近いので、気軽に相談できるところが良い」という声が上がる(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

生徒たちからは「面白い先生が多い」「授業が楽しい」「先生との距離が近いので、気軽に相談できるところが良い」という声が上がる(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

修学旅行先は沖縄県。2019(令和元)年10月に首里城が消失した時は、生徒会が支援のための募金活動を校内で行った(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

修学旅行先は沖縄県。2019(令和元)年10月に首里城が消失した時は、生徒会が支援のための募金活動を校内で行った(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

コロナを機に始まったオンライン授業や学習サポート

2020(令和2)年、コロナウイルス感染拡大防止対策として、マイクロソフト社のソフト「office365」を導入し、全教科・年度時間割に沿って、オンライン授業を⾏った。また、授業以外での個別の質問対応や、受験を控える3年⽣のオンライン⾯談も実施。加えて、休校期間中に⽣徒が⾃由に本を選べる「オンライン図書館」を開設。貸し出す本の配送料は学校側が負担し、⾃宅学習をサポートした。

基本情報

新野好通校長からのメッセージ
「たくさんの仲間との出会いを大切にし、多くの“失敗と成功の繰り返しの循環”の輪を大きくしていってください」

校訓
信頼敬愛・自主協同・熱誠努力

主な地域活動
・杉並清掃工場主催の「環境フェア2019」、すぎなみフェスタ実行委員会主催の「すぎなみフェスタ2019」に出店(生徒会)
・近隣地域の催事出演。年に2、3回中学生を対象としたチアダンス教室を主催(チアダンス部)
・東原中学校区地域教育連絡協議会主催の「東原音楽祭」への参加。ルミネ荻窪の屋上でミニコンサートを不定期で実施。杉並公会堂での定期演奏会(吹奏楽部)

イベント情報 ※詳細は公式HPを参照
・学校説明会:年3回
※新型コロナウイルスの影響で、2020年度はミニ説明会を夏に5回開催。9月以降も随時、ミニ説明会を実施予定
・銀杏祭(文化祭):例年11月上旬に開催(2020年度は一般公開無し)

著名な卒業生
ねじめ正一(直木賞作家)、中園ミホ(脚本家)、春日俊彰・若林正恭(お笑いタレント“オードリー”)、大平貴之(プラネタリウム・クリエイター)

生徒数(2020年度)
3学年合計:1,252名

※杉並区マイバッグ推進連絡会:2001(平成13)年から、ごみの減量化を目指して、区内高校、大学、各種団体の参加を得てマイバッグの普及を進めている組織

広々とした人工芝グラウンド。天沼の閑静な住宅街にある4万平方メートルの敷地に、恵まれた教育環境が整う(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

広々とした人工芝グラウンド。天沼の閑静な住宅街にある4万平方メートルの敷地に、恵まれた教育環境が整う(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

「杉並百景」に選ばれた「日大二高のイチョウ並木」は、開校時に植樹された。秋には日本大学幼稚園の園児がドングリや落ち葉を拾いに来る姿も見られる(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

「杉並百景」に選ばれた「日大二高のイチョウ並木」は、開校時に植樹された。秋には日本大学幼稚園の園児がドングリや落ち葉を拾いに来る姿も見られる(写真提供:日本大学第二中学校・高等学校)

DATA

  • 住所:杉並区天沼1-45-33
  • 電話:03-3391-0223
  • 最寄駅: 荻窪(東京メトロ丸ノ内線)  荻窪(JR中央線/総武線) 
  • 公式ホームページ:https://www.nichidai2.ac.jp/
  • 取材:加藤智子
  • 撮影:写真提供:日本大学第二中学校・高等学校
    取材日:2020年07年14日
  • 掲載日:2020年08月31日