『謎解きはディナーのあとで』で第8回本屋大賞を受賞した東川篤哉(ひがしがわ とくや)氏の連作ミステリー短編集。2016(平成28)年に刊行された『かがやき荘アラサー探偵局』から2019(平成31)年4月に改題された。
主な登場人物は西荻窪のシェアハウス「かがやき荘」で共同生活をするアラサー女子三人組と、実業家の大家・法界院法子(ほうかいん のりこ)、法子から3人への伝令役を務める秘書の成瀬啓介。アルバイト暮らしで家賃滞納が続く3人に、法子が家賃を免除する代わりに、身内に起こった殺人事件を解決するよう頼むところからストーリーは始まる。にわか探偵として活躍することになった、リーダー格の小野寺葵、ツインテールがトレードマークの関礼菜、ボーイッシュな占部美緒、それぞれの個性が輝く一冊。