学校法人阿佐ヶ谷学園 阿佐ヶ谷美術専門学校

高円寺で感受性を磨く

新高円寺駅から徒歩約5分、住宅街の中に建つ開放的な建物が目を引く阿佐ヶ谷美術専門学校(通称:アサビ)。1945(昭和20)年に創立した前身の「阿佐ヶ谷洋画研究所」時代を含め、70年以上の歴史がある美術学校だ。時代の変化に合ったデザインと美術を学ぶ3年制で、さらに1年制の研究科が用意されている。

「面白いデザイン」と学生達自慢の個性的な形状の校舎。校内には、学生からの要望で導入したパンやカップラーメンの自動販売機がある(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

「面白いデザイン」と学生達自慢の個性的な形状の校舎。校内には、学生からの要望で導入したパンやカップラーメンの自動販売機がある(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

“ヒト・モノ・社会”に丁寧に向き合う

先生方は学生が職員室に入りやすい雰囲気を作り、相談や疑問にいつでも丁寧に答えられるよう心がけている。副学校長の甲斐先生はアサビの特色について、「自然が豊かな杉並の地にあって、学生達が“ヒト・モノ・社会”に丁寧に向き合う、そのことが学園祭や卒業制作展、卒業後の作品の質と形に現れていると思います」と説明する。天沼協和会の街頭フラッグや防犯ポスターの制作など、地域や一般企業向けのプレゼンにも積極的に参加しており、学生達は「採用されるために制作する」という体験を通して、社会に出てから役立つ実践的な技術やノウハウを自然と身に着けていくそうだ。また、30年以上前から地域とのさまざまな連携を授業の一環として行っている。

地域の課題を通して、杉並区への関心をおのずと高めていく学生達。「1つ1つの課題に真面目に取り組む学生が多いのです」と先生談(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

地域の課題を通して、杉並区への関心をおのずと高めていく学生達。「1つ1つの課題に真面目に取り組む学生が多いのです」と先生談(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

基本情報

三輪孝光学校長のメッセージ
「アート・デザインを通して地域の皆さんと関わりを持ち、地域活動に貢献していきたいと思っています。また、学生は、1年次から造形の基礎と幅広いジャンルのアート・デザインを体験することで、自分の才能に気づいてもらいたいです」

教育理念
「精神の真の自由を獲得し、人間性に基づく社会の実現を目指す」

主な地域活動
・ワークショップ主催:「こどもものづくり教室」(毎年夏期に開催)
・イベント出展:「妙法寺ふれあい祭り」「BATA ART EXHIBISION」
・印刷物制作:杉並区防犯ポスター、アグリフェスタチラシ、妙法寺門前通り商店街・代田橋沖縄タウン・荻窪天沼協和会の印刷物
・区立堀之内小学校との交流:小学校の展覧会に学生作品を出展

イベント情報
・卒業・修了制作展:平成31年2月22日(金)~24日(日) 
・学園祭「ASABI FESTA」:例年10月中旬ごろ

著名な卒業生
おすぎ(タレント/映画評論家)、山崎貴(映画監督/VFXディレクター)、雨宮慶太(映画監督/キャラクターデザイナー)、寺田克也(イラストレーター/キャラクターデザイナー)、竹谷隆之(フィギュア造形作家)

学生数(2018年度)
3学年合計約350名(うち研究科20名)

学生達の作品で彩られた中庭。仲間との共同作業や作品の講評会に利用されている(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

学生達の作品で彩られた中庭。仲間との共同作業や作品の講評会に利用されている(写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校)

高円寺の「ルック商店街」は、アサビの学生が名付け、ロゴデザインやゲートデザインも制作した

高円寺の「ルック商店街」は、アサビの学生が名付け、ロゴデザインやゲートデザインも制作した

DATA

  • 住所:杉並区梅里1-3-3
  • 電話:03-3313-8655
  • 最寄駅: 新高円寺(東京メトロ丸ノ内線)  高円寺(JR中央線/総武線) 
  • 公式ホームページ:https://www.asabi.ac.jp/
  • 取材:加藤智子
  • 撮影:TFF
    写真提供:阿佐ヶ谷美術専門学校
  • 掲載日:2019年01月21日