尾﨑熊野神社

大空にクロマツの巨木がそびえ立つ

南阿佐ヶ谷駅から善福寺川方面に徒歩20分ほど、区立杉並第二小学校の近くに尾﨑熊野神社(おさきくまのじんじゃ)はある。
創建年代は不明だが、周辺の大宮八幡宮や成宗白山神社と同じころといわれる。境内からは縄文時代の住居、土器片、石器のほか、弥生時代や古墳時代の遺物が発見され、拝殿の中のガラスケースに大事に納められている。
神社名は、この辺りの古い地名の「尾﨑」にちなむが、その名の由来は2つある。1つは「尾﨑」が「小さなさき」の意味で、地形が台地の突端部分になっているこのあたりの地形によるという説。もう1つは、源頼義が奥州討伐の道すがら、大空に源氏の白旗がたなびくような雲を見て勝利の表れだと大宮八幡宮を建立し、「雲の尾の先」にある場所を「おさき」と呼んだという説である。
約50メートルある参道を進むと境内に樹齢400年を超える立派なクロマツが空に向かってそびえ立っている。この巨木は神社の御神木で、杉並区の天然記念物に指定されている。参道の途中には、川もないのに「道角橋」と橋名の彫られた欄干が残っている。これは五日市街道にあった旧道が大正10(1921)年に整備された際に埋め立てられた小川に架かっていたものである。
1月初旬の成人の日には、どんど焼きと餅つき大会があり、つきたての餅がふるまわれる。この餅つき大会は40年以上続く人気行事で毎年行列ができる。

御祭神
五十猛神(いそたけるのかみ)
抓津比咩命(つまづひめのみこと)
大屋津比咩命(おおやつひめのかみ)

主な行事 ※日付は毎年固定
1月1日    歳旦祭
1月成人の日    とんど焼き
9月第1、または第2日曜日 例大祭

▼関連情報
すぎなみ学倶楽部>文化・雑学>寺社>大宮八幡宮
すぎなみ学倶楽部>文化・雑学>寺社>成宗白山神社
すぎなみ学倶楽部>歴史>杉並の変遷>旧五日市街道の難所「尾崎の七曲り」

家と家の間に立つ鳥居。その先に参道が続く

家と家の間に立つ鳥居。その先に参道が続く

1969(昭和44)年に新築された鉄筋コンクリート造りの本殿

1969(昭和44)年に新築された鉄筋コンクリート造りの本殿

見上げる高さのクロマツは杉並区指定文化財となった

見上げる高さのクロマツは杉並区指定文化財となった

手前からクロマツ、奥に社殿、右隣に境内末社の尾﨑稲荷神社

手前からクロマツ、奥に社殿、右隣に境内末社の尾﨑稲荷神社

2019年秋の例大祭

9月7日(土)、8日(日)
7日 宵宮
8日 13時 例大祭
両日とも
15時頃 模擬店 焼そば・綿あめなど
16時 子供カラオケ大会 
17時 カラオケ、舞踊大会
終了予定時間 20時頃

DATA

  • 住所:杉並区成田西3-9-5
  • 電話:03-3311-0105(大宮八幡宮)
  • 最寄駅: 南阿佐ケ谷(東京メトロ丸ノ内線) 
  • 出典・参考文献:

    杉並区教育委員会掲示

  • 取材:千田F子
  • 撮影:千田F子
  • 掲載日:2016年01月25日
  • 情報更新日:2019年08月26日