なみすけと杉並区との出会いストーリー

スギナミザウルス島から杉並にやってきたなみすけ

のんびりぐるっと眺めてみると、いままで気付かなかったアレコレが見えてきます。
日本からほど近い場所にある小さな小さな「スギナミザウルス島」も、そのなかのひとつ――。

ある日、いつもと同じように島で一番高い杉の木の上から外の世界を眺めていたなみすけの目に見慣れないものが飛び込んできました。

「わー! 本物の船だ。ちょっとだけ乗ってみてもいいかな」
初めて乗る船の中を、たくさん走ったり、歩き回ったりしたせいか、なみすけは、急に眠くなりました。幸せそうな顔で眠るなみすけを乗せた船は、ゆっくりと「スギナミザウルス島」を出発します。

「ここは、どこだろう……」
目が覚めたなみすけが最初に見たのは、背の高いビルが建ち並ぶ港からの景色でした。
船を降りて、あてもなくがむしゃらに歩いているうちに、なみすけはどんどん島が恋しくなっていきます。
スギナミザウルス島で暮らす家族や友だちの顔が、次々と思い浮かんでは涙ぐむなみすけ。
 
「ここは、少しだけスギナミザウルス島に似ているかもしれない」
なみすけが、ひとやすみする場所に選んだのは、杉並区内の公園でした。

夜が明け、朝日が公園を包み、子どもたちの声でなみすけは目を覚まします。
「せっかくだから、この街でしばらく暮らしてみよう!」
なみすけは、ぐっすり眠ったことで、朝には持ち前の元気を取り戻していました。

DATA

  • 取材:佐竹 未希
  • 掲載日:2009年06月11日