「地球温暖化と樹木」-樹木は二酸化炭素の貯蔵庫

地球温暖化

「地球温暖化説は先進国が発展途上国の開発を遅らせるための陰謀である。」「地球は寒冷化に向かっており温暖化対策は時間と経費の浪費である。」等々…様々な研究者による諸説がありますが、真相はともかく、一般的な感覚としてはだんだん桜の開花が早くなり、冬に氷が張らなくなって、熱帯夜で寝苦しい日が増えたと感じているのではないでしょうか?人の一生の範囲で考えるとやはり地球の温暖化が進んでいることは間違いないと思われます…。

ヒートアイランド現象との違い

地球温暖化と良く混同される事象にヒートアイランド現象があります。ヒートアイランド現象はコンクリートやアスファルトに覆われ、冷暖房や車の利用が激しい都市部が郊外に比べて気温が高くなるごく身近な現象のことです。気温の分布を調査すると気温が高い場所が島状に見えることから名づけられました。夏に都心を歩くとその現象をすぐに実感できることでしょう。ヒートアイランド現象については公園を造ったり、街路樹を植えたり、都市をグリーンベルトで囲むことによってある程度、目に見える効果を得ることができます。真夏の暑い夜、大きな公園のそばを通ったとき公園からのひんやりとした風を感じたことはないでしょうか。

杉並区の取り組み

杉並区ではヒートアイランド現象に対する取り組みとして様々な緑化を進めています。地温を下げるために、広い面積を持つ学校の校庭を芝生化したり、夏の室内の温度を下げるために、建物の屋上を緑化したり、つる植物を使って壁面緑化を行ったりしているのです。

学校屋上緑化

学校屋上緑化

我々にできることは・・・

これに対して、地球温暖化は対象が大きすぎて何から手を付けたらよいか呆然としてしまうというのが正直な感想です。地球上の森林面積が約40億ヘクタールで毎年、北海道と同じ面積の森林が伐採・放牧・焼畑によって消失していると言われてもピンときません。我々が日常できることは、せいぜい車や冷暖房の使用を控えるといったところでしょうか?温暖化が叫ばれる中、他に我々ができることはあるのでしょうか?

一つの答え

樹木の木材は光合成によって大気中の二酸化炭素を炭素という形で固定したものなのです。燃やさない限りは安定した形で二酸化炭素を長時間閉じ込めておくことができます。
そこで、
1.生長して光合成作用の鈍くなった樹木を伐採する。
2.伐採した樹木を木製品として長く利用する。
3.伐採した樹木の後に光合成作用の盛んな若木を植える。
以上のサイクルを、外国の森林を伐採して輸送のために大量の燃料を使わずに済む、国産材でまかなうようにするわけです。

持続可能な資源である木をもっと使おう!
木材は上手に使えば持続可能な資源です。我々が国産の木材をたくさん使う事が国土の山を守り、地球温暖化の速度を緩めることにつながります。杉並区でも公園で使う木製品についてはできるだけ奥多摩で取れた間伐材を使うよう努力しています。
国産の木でできた家に住みましょう !
国産の木でできた家具を使いましょう !!
国産の木でできた下駄を履きましょう !!!
国産の木でできた割り箸を使いましょう・・・、
コンクリートやプラスチックの方が安くていい !?・・・いえいえもっと気(木)を使ってください。それが都会に居ながら山を守り、我々の孫の代に健全な国土を託すことになるのです。

自然のサイクル

自然のサイクル

もっと木の製品を使おう

もっと木の製品を使おう

DATA

  • 掲載日:2009年05月21日