コニファーいわびつ(民営化宿泊施設)

1989(平成元)年から交流を続ける東吾妻町

岩櫃(いわびつ)山や、千メートル級の峰々に囲まれた東吾妻町。榛名湖や観音山不動滝、「日本名水百選」に選ばれた箱島湧水など水に関する見どころも多い。
東吾妻町(旧吾妻町)は杉並区が国内で2番目に交流の協定を締結した町である。夏には「子ども交流」が行われ、区内の児童たちが自然豊かな町で農業やキャンプ体験をしている。1990(平成2)年には、「ふるさと岩櫃まつり(旧称)」に区の阿波おどり親善訪問団が初参加。この訪問は現在も続き、また東吾妻町からもいわびつ連が「交流自治体連」という合同連として「東京高円寺阿波おどり」に毎年参加などをして、互いに交流を深めている。
このほか、杉並区役所中杉通り側入口前では、3月から12月のあいだに月1回「吾妻の朝市」という物産展を開催。小松菜やレタスなど季節の新鮮野菜を楽しみに、毎回足を運ぶ区民も多い。1995(平成7)年には区と「防災相互援助協定」を締結した。

岩櫃山。紅葉や新緑のころのトレッキングがおすすめ

岩櫃山。紅葉や新緑のころのトレッキングがおすすめ

大自然の中でログハウスに宿泊

コニファーいわびつは1994(平成6)年に「すぎなみ自然村」として設置された。2002年(平成14)年にリニューアルし、現在はフォレストグループが運営している。
緑に囲まれた広大な敷地には、和室と洋室の選べる本館のほか、体育館・会議室・宴会場・テニスコート・天然芝グラウンドと充実した付属施設がある。家族や仲間との旅行だけでなく、合宿や研修等の利用時にも便利だ。また、本格カナディアンログハウスが8棟建ち、子供連れの客から「他の方を気にすることなく過せる。」と喜ばれている。ペットと一緒に泊まれるログハウスもあってこちらも好評だ。食事は品数豊富な和食会席料理。併設のキャンプ場での自炊、古民家を移築した創作館でそば打ち体験もできる。
年間を通してさまざまなイベントやキャンペーンが行なわれるのも魅力の1つ。毎年5月5日と8月15日にはコニファー祭りが開かれ、マスのつかみ取りなどのイベントを楽しめる。

コニファーいわびつ

コニファーいわびつ

緑の中に建つログハウス

緑の中に建つログハウス

真田幸村ゆかりの地を散策

コニファーいわびつが建つ岩櫃山には、真田家の出城(※)で、真田幸村も幼少期を過ごしたとされる岩櫃城があった。2016年のNHK大河ドラマが真田幸村の生涯を描く「真田丸」になったことから、この城にも注目が集まっている。施設の近くに、岩櫃城跡や観音山不動滝などを巡るハイキングコースがあるので、挑戦してみはいかがだろうか。また、国指定名勝の吾妻渓谷までは車で約20分、榛名湖までは40分ほどの距離である。春の新緑や秋の紅葉を眺めながらの観光もおすすめだ。近隣の草津や伊香保、四万といった有名温泉を訪ねてもいいだろう。コニファーいわびつが企画をする季節の周遊バスツアーもある。
福村支配人は、「区民の方は宿泊補助があるので大変お安くご利用いただけます。平日に連泊されて、のんびりお過ごしになる方が多い様子です。東吾妻町は遠いイメージがあってなかなか初めの1歩が出ないようですが、1度来ていただけると“思ったより遠くなかった”と言われ、多くの方に繰り返しご利用いたいております。ぜひ足をお運びください。」と話す。阿佐ケ谷駅南口からコニファーいわびつまで便利なバス送迎もあるので、気軽に訪ねられそうだ。

※本城から離れたところに設けた城

山の中腹に築城された岩櫃城跡(写真提供:東吾妻町観光協会)

山の中腹に築城された岩櫃城跡(写真提供:東吾妻町観光協会)

榛名湖。夏にはボート遊び、冬には氷上のワカサギ釣りと、四季折々の楽しみがある(写真提供:東吾妻町観光協会)

榛名湖。夏にはボート遊び、冬には氷上のワカサギ釣りと、四季折々の楽しみがある(写真提供:東吾妻町観光協会)

DATA

  • 住所:群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町4399
  • 電話:0279-68-5338
  • 補足:宿泊料金・予約については公式ホームページをご確認ください
  • 公式ホームページ:http://www.iwabitsu.co.jp/index.html
  • 取材:西永福丸
  • 撮影:写真提供:コニファーいわびつ、東吾妻町観光協会
  • 掲載日:2015年10月19日