吟遊詩人は、荻窪駅北口から青梅街道を阿佐ヶ谷方面へ向かってすぐ。ガラス張りの店舗は、モダンな印象を受ける。ご主人の清澤稔さんは10代のころからパン職人を志し、ベーカリーショップだけでなくマフィンやベーグルの専門店でも修行を積んできたという。20年の修行の成果とパンへの思いを形にするべく2006年、荻窪の地に吟遊詩人をオープン。添加物やイーストフード、ショートニング、マーガリンなど、少しでも「からだに優しくない」と思ったものは使用せず、粉やバターも長年の経験から厳選された銘柄ばかり。国産産小麦を使用した正統派バゲットをはじめとする主食パンはもちろんのこと、デニッシュ系のスイーツパンなどもあり、バラエティに富んでいる。
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専門店での経験を生かし、マフィン・スコーン類も充実。かぼちゃを練り込んだ色みもきれいなかぼちゃのスコーン(250円)はじめ、もっちりしつつ舌の上でホロっととろける独特の食感にファンは多い。クロワッサンにアーモンドクリームとフランボワーズの酸味が効いたフランボワーズダマンド(340円)も、自然な甘味とさっぱりした後口で大人気の一品。