すぎなみ学倶楽部 特設コンテンツ
ぼくたち、私たちが聞いた すぎなみ人 とっておき物語
えらんでね
仕事 私が「この道」を選んだ理由
転機:私の生き方を変えた、あの時
世界:世界へ視野を広げると見えてくるもの
人生:今の私につながる、ちょっと苦い思い出
社会:人とつながる、地域に生きることの意味
歴史:遠い昔の杉並のお話
特別編・杉並第五小学校 インタビュー名人になろう
全インタビュー一覧
『まちも私たちの教室だ、新しい価値を探しにまちへ出よう!』
2.子どもたちと「世の中」をつなぐことの大切さ
 現代の子どもたちが接するおとなといえば、学校では先生、家では親しかいない。この両者の間にいるおとなと接する機会が少ない。これでは、世の中にどんな人たちがいて、何をしているのかが見えにくい。しかも、世の中のスピードは速く、仕組みもどんどん変わってしまう。そこで、徳山先生は、学校の先生でもない、親でもないおとなたちと接する子どもたちの場をつくろうと考えた。
 確かに私が接するおとなは、親であったり、祖父であったり、学校の先生、小学校のときのバスケットのコーチという自分の身近な人たちだ。私たち中学生の生活は、学校と家庭だけで終わることが多い。 私も他のおとなの人と話すことは苦手だ。ご近所の人など、あいさつはしても、会話を交わすことはほとんどない。
 徳山先生は、私たちのような子どもに学校以外の、世の中のことを知ってほしいとおっしゃった。色々な価値観があり、評価の基準がある。物事には責任もついてくる。だから、プレッシャーも多いが、達成感も大きい。 そういう自分たち以外の「世界」の人と付き合って、コミュニケーション能力を高め、客観的なものの見方ができることを望んでいらっしゃるようだった。

子どもたちに学校以外の世界を知ってほしいんです。


 学校だけが「中心(場所)」ではなく、世の中にはいろいろな中心がある。たくさんの中心を知り、その中心をいくつも重ねることで視野がうんと広くなる。中心が違うとルールも違う。 たとえば、学校のサッカー部と地域のサッカークラブの違いをみると、学校では茶髪はルール違反でも、地域のサッカークラブならOKというふうに、場所が違うと価値観も違う。なるほど、と思った。 徳山先生は、学校だけが学ぶ場所ではなく、“まち”も教室だと考えている。 学校の延長で、“まち”のあちらこちらに学ぶための素材がいっぱいあるから。
3.徳山さんの学校での活動、地域での活動
 徳山さんは、学校の先生として、また、NPO西荻まちメディアの理事として、さまざまな活動をしている。
 学校では、昨年から高校2年の美術コースの生徒たちが、デザインの学習を通じて地域の商店会と連携し地域の活性化のために一役買う試みが始められている。これは「CIプロジェクト」と呼ばれるもので、CIとは、コーポレートアイデンティティ(自分の会社やお店の経営理念や事業ビジョンなどをお店や会社のマークなどのデザインを通して世の中にアピールしていくための計画)のこと。
 きっかけは商店会でイベントが行われたとき、ポスターや新聞などを作成して広報活動し、商店会の人たちと交流したことから始まった。生徒たちはグループに分かれて、担当する商店の店主に直接会い、商店の現在の様子、商店会の状況についての考えを取材する。
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