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| 『個人の資産相談 1,2,3・・・ 承ります』
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基本的にヨーロッパは階級社会であり、それを背景にプライベートバンクが生まれた。そして、「資産家や地位の高い人々は、その資産や地位の高さに応じて社会的な義務が生じる」というのが社会的な認識として定着している。ボランティアや寄付などが典型的な例である。
日本は階級社会ではないために、プライベートバンクがなじみにくいと思われる側面がある。
しかし、"IT長者"など、いわゆるニューリッチ層が出現し、それらの層に適した金融相談管理のあり方も模索されており、今後は日本でも拡大することが予想される。都市銀行などでも、「プライベートバンキング」という形で対応をし始めている。
河田さんは、こういう現状を「身長も体重も、生きてきた空間も、人それぞれ違うのに、これまでの日本の金融界はすべて標準体型のみで対応してきた。標準体型の服が着られないのは、着られない方が悪い、という考え方でやってきた。
日本の金融界も、今後はもっと細分化してゆく必要がある社会になっていく」と捉えている。
一方で、その標準化を善しとする日本独特の考え方は、河田さんの仕事上の悩みともなる。つまり「顧客のニーズの意味が多岐にわたりはっきりと示されないことが多い」のである。
顧客自身が「どのような会社にしたいのか」「今後どのような生き方をしていくのか」が示されないことが多いというのだ。
例えば、会社をより大きくしたいのか、中型の規模の会社でいいのか。 あるいは、自分が作って大きくした会社であるが、今後、自分は資本家で行くのか、経営者として活躍するのか、違う会社をまた作り頑張っていきたいのか等、顧客のニーズがどこかにあるのか明確につかめないとアドバイスのしようがないというわけだ。
資産を管理していくために、会社・個人・家族・社会の4つのカテゴリーに分け、それぞれにアドバイスをしていくそうだ。
顧客の意向がはっきりしないことには、何もできないということだ。 確かに、顧客の意向を分析・分類していくことは、資産運用管理に必要不可欠なことだと思う。 |
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多様性の時代と言われながら、日本の金融制度は標準的な形しかなくて、細分化した顧客の要望にどう応えていくかが悩みの一つですね。
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2.河田さんの見る日本の現状と未来
日本が世界一と誇れることのひとつに、大学進学率の高さがある。同時に大学卒業者の犯罪率が低いことが挙げられる。 しかし、それは「おれはこのレベルでいいのだ」とぬるま湯的、横並び的に小さくかたまっている現状と対応しているように思われる。 だから「成り上がろう」とする人が少ないのではないか。
会社というのは、本来「財を確保することに便利な組織と機能をもっている」ということで、その存在価値があると思う。
商品やサービスを提供することには興味がなく、ただ財のみを増やすことにだけ興味がある人もいるし、その商品やサービスの提供のあり方に興味を持つ人もいる。
会社はトップの考え方次第で自在に変わっていくことができるような仕組みになっている。
人の生き方も人それぞれ、日本人の価値観も年々多様化しているので同じ会社でも、営業方針、理念でさえも変化していく。
また、個人企業の見直しが必要な時を迎えている。ニーズは多様化し、大企業のみではそれらに対応しきれなくなってきている。
細かいマーケットには小回りの利く個人商店の方が対応しやすいと思う。 そのような変化の時期を迎えているのに、日本の若い人は、いまだに大企業指向が強い。
そのような意識を変えるべきだろう。 「人気企業ランキング」に数十年間も大きな変化がない日本の現状はおかしい(河田さんの学生時代とほとんど変わっていないとのこと)。これは世界でもまれなことだ。 |
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