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| 『70歳現役の扇職人はアイデアとハイテクで勝負する』
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5.他人への想い
年を取るに従い生まれ故郷のことが懐かしく同級生、先生がどのようにしているのか気になりだした。
自分でできることが役に立つならと考えて得意のパソコンを活用している。たとえば、出身地の多羅尾は昭和28年の台風の豪雨のために土砂災害が起こり、死者44名、全半壊流出戸数が全村の3割という被害をもたらした。
家族の写真やアルバムを失った人も多い。だから、自分の持っている写真をスキャンして故郷の人たちにあげたりする。このようなことを喜びと感じる年頃になった。弟子は実の娘を含めて2人いる。
弟子は私とは違い、職人気質(かたぎ)だが、孫弟子は私と同じパソコン派である。
弟子が親方と違う生き方をしてもいいと思う。だから、やり方も教えない。ただ、「生きるコツ」を覚えてほしいと願っている。 |
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【今川 文吾さんの感想】
今回のインタビューをして驚くことばかりでした、特に驚いたのは、扇の要に使う鯨のひげを手に入れることが難しくなったので、品質を替えずに代わりなるものを考えて、工夫するという対応の仕方でした。
他にも「この人は本当にすごい人だなあ」と思わせることがありました。
インタビューで、扇のことをいろいろと知ることが出来て良かった、ありがとうございました。
【深沢 拓未さんの感想】
日本の伝統的な扇を作る技術を伝え続けることと、生活の中で使う扇との間には品質・量・価格・作る技術などの問題があることを知りました。この中で、扇を簡単に作る方法を簡単に考え出す内田さんを知り驚きました。
新聞に載るほど大きな扇を作るということはすごい伝統的な技術がいると思います。
その技術にこだわらないで、安い扇も作る工夫をするという、この人はすごいと思いました。
本当にありがとうございました。
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【内田順久さんの感想】
愛弟子の三人が独立しました。孫弟子が二人、見習い中が二人です。
私はどちらかというと職人というより技術改良者だと思いますが私の弟子はうまくしたもんで、職人らしいよい仕事をしてくれています。
このことが私の自慢です。
また、私の環境は仕事場に一日中いての仕事ですから、いろんな人に会えなかった。
扇づくり(末廣ともいう)のことを皆さんに知っていただきたくて仕事場から出て学校で、扇づくりを実演したり、体験していただいたりしています。
お目にかかった人からヒントをいろいろ頂いて私の仕事、人生も変ったところもあります、若い人と話ができてありがたいと感謝しています。
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