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| 『師匠の意思を継いだそば職人の夢は、ニューヨークにそば屋ライブハウスを!』
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2.道心さんのそばは
初めてそばを打ったのは20歳。初めて打ったそばは、師匠も食べて「まだまだ」と言われました。
まだ店には出せるものではなく、店にそばを出せるようになるまで1年かかりました。
最初に作ったそばは、「せいろそば」、「せいろ」で始まり「せいろ」で終わるのがそば屋です。
「せいろ」とは冷たいそばで一番ストレートのそば、「せいろ」の良し悪しでそば屋の良し悪しが決まると思っています。
「だし」のこだわりはかつおぶしです。1本1300円から1500円のかつおぶしを5本、かつおぶし削り器を使い手で削っています。
削りたてのかつおぶしをたくさん使って、水から細火で一時間煮立て「だし」を作る。
「あく」をこまめに取るのが肝心。次に、砂糖と醤油を煮出す。
その煮汁を一週間寝かして、「かえし」を作ります。「かえし」と「だし」を混ぜて「そばつゆ」を作る。
24時間常温で寝かし、その後、湯せんで半日暖める、自然に冷やす、このようにして「そばつゆ」ができます。
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これが「そば包丁」、結構重いよ。
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小麦粉が5割以上入っていたらそばじゃなくてうどんになる、最低5割以上入ってないとそばとは言えない。
町のそば屋は、小麦粉が7割、そば粉3割が普通です。 なぜかというと小麦粉20kgで6000円、そば粉は20kgで2万円ぐらいするからです。
道心の「せいろ」は9割がそば粉、小麦粉1割で調合しています。 新そばみたいにとりたてのそばの実を使うときはぴったり9割でやるとビシッとなり凄い香りがします。
そばの刺身を食べているような「せいろ」になります。 そば粉は茨木県下館産と北海道の深川産の「かおり」を使用しています。
そば作りはつらいけど楽しいです。打ったそばは6時間で食べないと終わってしまいます。打ってから6時間過ぎたものは捨てるしかありません。
捨てるときが一番つらい時です。
楽しいのは、「そばと話す」とき。そばと会話できないとダメですね。そばには感謝しています。そばが一生懸命頑張れる人間に変えてくれた。俺にもできるんだ。 「そばは食べてもらってこそそばになる」「昨日より今日。今日より明日の方がうまくできるように」と自分に言い聞かせています。
そば粉を木鉢に、水回しをして手を入れる。粉をかき混ぜながらそばの香りを楽しむ。子どもの頃の粘土遊び、砂遊びを思い出す瞬間です。水分を含んだそばは、練れば練るほど、お互いに結びつこうとする。
自分に、ゆっくり、素早く、丁寧に、強く、心を込めて、練りあげるようにと、そばが自分に命令します。この時間が一番幸せを感じるそうです。 |
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