すぎなみ学倶楽部 特設コンテンツ
ぼくたち、私たちが聞いた すぎなみ人 とっておき物語
えらんでね
仕事 私が「この道」を選んだ理由
転機:私の生き方を変えた、あの時
世界:世界へ視野を広げると見えてくるもの
人生:今の私につながる、ちょっと苦い思い出
社会:人とつながる、地域に生きることの意味
歴史:遠い昔の杉並のお話
特別編・杉並第五小学校 インタビュー名人になろう
全インタビュー一覧
『歴史はミステリー、謎を解く名探偵の名は文化財修復士』
語り手:石原道知さん
武蔵野文化財修復研究所・代表

インタビュアー:斑鳩 弥生さん(ペンネーム)
大妻中学校3年生・女子(成田東在住)

お話を聞いた日:2005年8月9日
1.土器修復はジグソーパズル
 考古学好きな弟と一緒に杉並区役所から歩いて5分ほどの場所にある「武蔵野文化財修復研究所」で埋蔵文化財の保存、復元などを行っている、石原道知さんにお話を聞いたり、土器を見せていただきました。
 みなさんは縄文土器にも種類があるのを知っていますか?  縄文時代と一口で言っても土器の雰囲気は時期で大きく違います。縄文時代始めのころは中ごろのものと比べ素朴ですっきりしていて、弥生式土器みたいな感じでした。中ごろの土器は一般的に知られているのは火焔型土器ですが、本当に数千年前の人がつくったのかと疑うほど感性豊かな太い文様と細かい模様の線で何らかの感情を表現しているものです。
 終わりのころは弥生土器に近くなり縄目があまりついていませんでした。見せていただいた縄文土器は群馬県で発見された中期ごろのものですが、割れて失われた部分が多い状態で発見されるのが通常なのに、この土器はほとんど完全に部品が残る土器でした。このような状態で発見されるのは珍らしいそうです。ただこの土器の底部は発見されていないので、そのことが分かるように色を変えて復元をしてありました。また、土器の中央に縄文人がわざとくり抜いた様な小さな穴があり、これは穴を埋めないでそのままにしてありました。底がない、中央の壁に穴があること、このことは縄文人の生活と文化を推理する重要な手がかりなので、自分ひとりの頭で解釈して復元してしまうことを避けるためだそうです。
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