
無縁墓地というのは、だれも身寄りのないものを葬る墓のこと。
そして昔は、土葬といって、死んだもんを土の中に埋めてとむらったそうな。
墓穴を掘りながら、村の衆がつぶやいた。
村人1
「こん坊にだって親兄弟もあっただろうにヨオ。
ひとりぼっちで死んじまって…
オラ、こんな死に方したくねえなあ。」
村人2
「んだなァ。そういやあよ、人間は死んだら
いったいどこさ行くんかのォ。」
村人3
「お寺の坊さまは、人間は死んでもまた生まれ変わって
この世に出てくる、と言わっしゃるが、本当だろうかの?」
村人2
「そんなら、このこん坊も次は別の人間に生まれ変わるのか−
よし、それじゃ本当かどうかわかるよう、こん坊に目印をつけとくべ!」
と話は盛り上がり…