
ある冬の寒ーい晩のこと。
こん坊は一升どっくりをかかえて、ふーらふら ふーらふら。
一杯きげんで、村境の四面道んとこの
秋葉神社へと入っていったそうな。
そうしてお堂の中で、また たらふく酒を飲み、
むしろをかぶって グーグー グーグー 高いびきで
そのまま眠ってしまったんだと…
次の日の朝−
「うー寒い寒い。今朝はまたばかに冷え込むのう…」
お詣りしに来た、天沼村の亀蔵さん。
「ん? 誰だ、お堂の中で寝ているのは…
ややっ、こん坊かっ。おい、こら、こん坊、起きろ!
このバチあたりめ、起きろよ!」
亀蔵さんがこん坊を起こそうとしたけれど、
よーく見てみると、何だか様子がおかしい。