えー、人の命はまことに不思議なもので。
今、ここでこうして紙芝居を聞いている皆さんも、もし自分が死んだらいったいどうなるのか?
また、前世・生まれる前は、いったいどんなふうだったのか!?
一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか?
昔の人もどうやら考えることは同じだったようで。そういうのを仏教では難しい言葉で「輪廻転生」〜生まれ変わり死に変わりすること〜と言うんだそうです。
さて、本日は、杉並の荻窪にある「蓮花寺」という桜のきれいなお寺に縁のある ”不思議な命のおはなし” をお聞きいただきたいと思います。
「こん坊お大尽に生まれ変わる話」 はじまり はじまり
むかーし、むかし。井草村や荻窪村、天沼村あたりのお寺や神社のお堂で寝とまりしている一人の男がおりました。
決まった家がなく、周りの人からお金や食べ物をめぐんでもらって生活していた。この男はいつからか、”こん坊”と呼ばれていたそうな。