トリアノン洋菓子店 高円寺本店

例年クリスマスシーズンに販売される、クッキーで作られたお菓子の家「ヘクセンハウス」

例年クリスマスシーズンに販売される、クッキーで作られたお菓子の家「ヘクセンハウス」

ノスタルジックなバタークリーム仕上げのケーキ

高円寺駅南口ロータリーに面して店を構えるトリアノン洋菓子店 高円寺本店。1960(昭和35)年2月に創業し、2017(平成29)年で58年目を迎えた歴史ある洋菓子店だ。毎年ケーキコンテストなどに積極的に参加し、受賞したパティシエも数多い。朝の開店時からひっきりなしに客が訪れ、ガラス越しにパティシエがテキパキと働く姿が見える。
おすすめ商品
常時30種類以上あるケーキの中で、おすすめはバタークリームを使った「モカロール」(310円)。創業時から販売している商品の1つで、今も変わらない人気商品だ。「昨今、バタークリームを使ったケーキを販売する店が少なくなりましたが、当店ではいくつかの商品を扱っています」と取材に応じてくれた横田さんは話す。「バタークリームは、生クリームと比べて重たいイメージかもしれませんが、バターと混ぜるメレンゲをイタリアンメレンゲ(※)にしています。そうすることで、粘りのあるメレンゲになり、気泡が安定することから軽い食感のバタークリームを生み出します」。モカロールは、生地のスポンジとバタークリームに、コーヒーを使ったカラメルソースを混ぜている。かすかな苦味とコクが感じられるしっとりとした食感で、大人好みの味わいだ。2008(平成20)年の「ジャパン・ケーキショー東京」でグランプリを受賞した、「イグレック」(465円)もファンが多い。「昔なつかしい味と、モダンな味のどちらも大切にしています。これまでと同様に地域の方に気軽に来ていただきたいですし、高円寺の街を訪れる若い方たちにもにもぜひ立ち寄ってほしいです」と横田さん。お土産には、やはり創業時からの商品「チョコレートミルフィーユ」(290円)も見逃せない。

※イタリアンメレンゲ:卵白を泡立てたメレンゲに、砂糖をシロップにして加えて泡立てたもの

DATA

  • 住所:杉並区高円寺南4-26-12
  • 電話:03-3315-1451
  • 最寄駅: 高円寺(JR中央線/総武線) 
  • 営業時間:10:00-21:00
  • 休業:年中無休
  • 補足:併設の喫茶は20:30終了(L.O. 20:00)
  • 公式ホームページ(外部リンク):https://trianon.co.jp/
  • 取材:小泉ステファニー
  • 撮影:TFF
  • 掲載日:2017年06月26日
  • 情報更新日:2023年09月22日

自慢のバタークリームを使った「モカロール」

自慢のバタークリームを使った「モカロール」

手前が「イグレック」。アールグレーのブリュレの周囲を、ミルクチョコレートのムースが包む。奥はバタークリームを使った「プラリネバタークリームケーキ」(350円)

手前が「イグレック」。アールグレーのブリュレの周囲を、ミルクチョコレートのムースが包む。奥はバタークリームを使った「プラリネバタークリームケーキ」(350円)

バターデコレーションケーキ(4号1,850円~)

バターデコレーションケーキ(4号1,850円~)

店舗外観。赤に金文字の看板が目印

店舗外観。赤に金文字の看板が目印