相撲

稽古で泣いて、試合で笑え(日本大学相撲部)

地下鉄南阿佐ヶ谷駅から青梅街道を荻窪方面へ徒歩約8分。
杉並第七小学校の向かいに学生相撲界の名門・日本大学相撲部はある。
かつて阿佐ヶ谷は相撲の街と言われ、初代若乃花や貴ノ花などのスター力士も街を闊歩していた。昭和60年まで花籠部屋も日本大学相撲部の隣にあった。日本大学相撲部は学生相撲の強豪校であり、全国学生相撲選手権団体優勝26回(7連覇・5連覇・3連覇)、個人では19名の学生横綱を排出している。また大相撲界では元横綱輪島、元大関琴光喜、タレント舞の海、現役関取の高見盛も日本大学相撲部出身だ。
部のモットーは『稽古で泣いて、試合で笑え』。稽古は夕方4時から行われる。柔軟運動や四股踏みなどの基礎練習を念入りに行った後、申し合い、ぶつかり稽古の順でみっちり3時間汗を流す。稽古はプロ相撲部屋並みに厳しい。土俵の中では本番さながらの真剣勝負が行われる。部員達がぶつかり合う音は物凄い迫力だ。
平成23年度主将を務める4年生の山口君は「目標は全国学生相撲選手権の団体優勝っす。個人戦で優勝しても団体戦で勝てなければ面白くないっす。」と語る。大学入学から卒業まで団体戦に出場できない部員も多い。高校時代に実績を残しながらも部のために4年間ちゃんこ番に専念する部員もいる。支えてくれる部員がいるから日本大学相撲部は強くなれる。だからこそ個人戦より団体戦での日本一を重んじる。
日本大学相撲部は一般公開していない。ちょっと稽古をのぞく程度であれば、ドア越しに路上から見学することが出来る。

DATA

  • 取材:小勝太郎
  • 撮影:小勝太郎
  • 掲載日:2011年07月22日